フランス語の名詞には男女がある?基本を解説!
この記事では、フランス語の初心者向けに名詞(ものの名前を表す言葉)について基本を解説します。
フランス語の名詞には男女の性別があるのが特徴です。
日本語や英語にはない考え方なので、フランス語の基礎としてチェックしていきましょう!
フランス語の名詞の性別
フランスの名詞は性別によって区別しています。
- 男性名詞
- 女性名詞
この2つです。
どの名詞も、男性名詞か女性名詞かのいずれかに属します。
それぞれの単語が男性・女性のどちらになっているかは、単語を覚える際に一緒に覚えていく必要があります。
例)
- soleil(太陽)【男性名詞】
- lune(月)【女性名詞】
名詞に性別っていう考え方がよくわからないっていう人も多いと思いますが、そこまで難しく考えなくても大丈夫です!
単語によって男性・女性かどちらになるかが決められているので、単語の意味とあわせて頭に入れていきましょう。
なんとなく男っぽい単語を男性名詞にするのか……と思われるかもしれませんが、そういうわけでもないので注意してください。
もちろん、明らかに性別の区別がつく単語は、その性別がそのまま反映されています。
例)
- homme(男)【男性名詞】
- femme(女)【女性名詞】
こういう男や女を表す単語だとわかりやすいですね。
ちなみに、フランス語は男性・女性の2種類しかありませんが、ドイツ語なんかだと男性・女性・中性の3種類があります。
そういう意味では、まだフランス語のほうがラク(?)だと思っておくといいかもしれません(笑)
男性系と女性系
また、単語によっては、形を少し変えるだけで男性系と女性系に変化するものもあります。
たとえば以下のような単語です。
- étudiant(男子学生)【男性系】
- étudiante(女子学生)【女性系】
人や動物など、性別を持つ言葉で形が変化することが多いです。
たいていの場合、男性系の単語の後ろに「e」を付けると、女性系に変わります。
ただし、最後が「e」で終わっている名詞が必ず女性名詞になるとは限らないので、注意してください!
フランス語名詞の複数形
英語と同じく、フランス語の名詞にも「複数形」があります。
2つ以上のものを言うときは、名詞を複数形に変えていきましょう。
やり方は、英語と同じで語尾に「s」を付ければOKです!
例)
- deux hommes(2人の男)
- trois femmes(3人の女)
語尾の「s」は発音しなくてもいいので、音だけ聞くと単数形と同じ発音になりますね!
▼発音しないルールに関してはこちら
男性系・女性系の名詞の場合もやり方は同じです。
- deux étudiants(2人の男子学生)
- trois étudiantes(3人の女子学生)
女性系の名詞の複数形は、男性系の名詞に「es」を付けることになります。
男性系→女性系にするのに「e」を付けて、複数形にするのにさらに「s」を付ける形ですね。
まとめ
今回は、フランス語の名詞についての基礎を解説しました。
男性名詞と女性名詞はなかなか慣れないかもしれませんが、これから単語を覚えていく際にはぜひチェックしてみてください。
今後、文章を作っていくときにも、単語の性別はいつも意識するようにしていきましょう!