フランス語のアルファベット一覧!発音と読み方も表にまとめました
この記事では、フランス語のアルファベットを一覧でご紹介します。
これからフランス語を始めたい場合や、フランス語の基本をもう一度学び直したい場合はまずはアルファベットから確認していきましょう!
フランス語のアルファベットの基本
フランス語のアルファベットは、英語と同じで全部で26文字あります。
アルファベットのつづりは「alphabet」で、これも英語と同じですね。
ただし、読み方がフランス語発音になり、「アルファベ」と読みます。
最後の「t」を読まなければOKです^^
- alphabet
フランス語のアルファベット一覧表
では、実際にフランス語のアルファベット(アルファベ)一覧を見ていきましょう!
カタカナ読みを参考にしながら、実際の発音を聞いてマネして声に出してみてください^^
アルファベ(alphabet) | 読み方 |
a A | ア |
b B | ベ |
c C | セ |
d D | デ |
e E | ウ |
f F | エフ |
g G | ジェ |
h H | アッシュ |
i I | イ |
j J | ジ |
k K | カ |
l L | エル |
m M | エム |
n N | エヌ |
o O | オ |
p P | ペ |
q Q | キュ |
r R | エール |
s S | エス |
t T | テ |
u U | ユ |
v V | ヴェ |
w W | ドゥヴルヴェ |
x X | イクス |
y Y | イグレック |
z Z | ゼッド |
このほか、「o」と「e」を合わせた形の「œ」(オウコンポゼ)というつづりがあります。
フランス語特有の「つづり字記号」
さて、上記のアルファベット26文字に関しては英語と同じですが、これらのほかにフランス語特有の「つづり字記号」と呼ばれるものがあります。
アルファベットの上にちょっとした記号のついた文字のことです。
アルファベットとは区別して違う文字として扱い、発音もちょっとだけ変わります。
こういったつづり字記号のパターンがいくつかあるので、紹介していきます!
アクサン・テギュ(accent aigu)
「é」
アクサン・テギュは「e」の上につく記号で、斜め左下に降りる記号です。
英語のアクセント記号にも少し似ていますね。
発音の特徴は、「e」よりも口を真横に開いて「エ」を言うイメージです。
- café(カフェ)
アクサン・グラーヴ
「è」「à」「ù」
アクサン・グラーヴは「a」「e」「u」の上につく記号です。
アクサン・テギュとは逆方向の、斜め右下に降りていきます。
向きがややこしく感じられるかもしれませんが、多くの単語を見ているうちに慣れてくるので大丈夫です!
発音は、「è」は少し口を上に開くイメージで、「エ」と発音します。
アクサン・テギュの「é」の音とはまた少し異なるので、注意してください。
- frére(兄弟)
「à」「ù」については、アルファベの発音と変わりません。
アクサン・スィルコンフレックス(accent circonflexe)
「â」「ê」「î」「ô」「û」
アクサン・スィルコンフレックスは、「a」「e」「i」「o」「u」の5つの母音に付く記号です。
斜めではなく、山の形をした記号になります。
これもアクサン・グラーヴと同じく、「e」の上につく「ê」のときだけ、発音が変わります。
アクサン・グラーヴと同じで、口を上に開くイメージの「エ」といった感じです。
- tête(頭)
「â」「î」「ô」「û」に関しては、アルファベの発音と変わりません。
トレマ(tréma)
「ë」「ï」「ü」
トレマは、「e」「i」「u」の上につく点々のような記号です。
トレマが付くと、母音が2つ並んだときの発音が変わるという特徴があります。
フランス語では、「oe」など母音が2つ並んだときには特別な発音のし方になります(これを「複母音」といいます)。
ところが、トレマが付いていると複母音の発音ではなく、それぞれの母音を別々に発音していきます。
- Noël(クリスマス)
「Noël」の場合、「o」と「e」をそれぞれ発音しますので、カタカナにすると「ノエル」と読む形になりますね。
セディーユ(cédille)
「ç」
セディーユは、「c」の下に付くヒゲのような記号です。
「c」は英語と同じで「カキクケコ」読みと「サシスセソ」読みの2種類があります。
フランス語の場合、セディーユが付くと「サシスセソ」の発音で読むことになります。
- français(フランス語)
アポストロフ(apostrophe)
「’」
アポストロフはアルファベットに付くのではなくて、単語を省略するときに使う記号です。
英語でいうところの「アポストロフィ」になります。
英語の場合は省略するときとしないときがありますが、フランス語では基本的に省略するポイントが決まっています。
それは、母音が2つ連続するときです。
母音が並んだときに、前の母音が「e」「a」「i」であったら、2番目の単語の最初についている母音の発音で読むルールになっています。
これは、2番目の単語の最初が「h」で無音の場合も含みます。
例)me+appelle → m’appelle
- Je m’appelle Kei(私の名前はKeiです)
ちなみに、このルールのことを「エリジオン(母音字省略)」(élision)といいます。
エリジオンについては以下の記事でも解説しています。
最初はあまりルールばかり気にしていても仕方ないので、言葉とセットで「あ、ここは省略なんだな」くらいの気持ちで覚えてしまうといいと思います!
トレ・デュニオン(trait d’union)
「-」
トレ・デュニオンもアルファベットに付く記号ではなく、単語と単語をつなぐ棒のような記号になります。
英語でいうところの「ハイフン」ですね。
2個以上の単語がくっついて、新しい単語を作るときなどに使われます。
特に発音があるわけではないので、記号もセットにして単語をまるまる覚えておくといいと思います!
- grand-père(祖父)
まとめ
今回は、フランス語のアルファベットの一覧を、発音と読み方付きで紹介しました。
また、フランス語には欠かせない独特のつづり字記号についても解説させていただきました。
これからフランス語を始めようとしているなら、まずはアルファベットとつづり字記号をなんとなくでもいいので覚えてみてください。
ぜひ、発音も一緒にマネしてみてくださいね!